長野県
犀川 さいがわ
  • 長野県北西部を流れる、千曲川(信濃川)最大の支流で、一般的には梓川奈良井川、高瀬川などが合わさる松本盆地の合流点(松本市と安曇野市の境)から、千曲川に合流する長野市東部までの約80kmの区間をさす。
  • 梓川を犀川の上流部とみなす場合もある。
  • 千曲川に合流する際に広大な扇状地を形成し、この一帯は川中島と呼ばれる地域で、戦国期に行われた武田信玄上杉謙信川中島の戦の舞台として有名。
  • 江戸後期、陸上交通の便が悪い河川沿岸の山間地にとって、ひじょうに重要な交通手段となる水運が松本市〜信州新町(現、長野市)間に開かれ盛況を博した。
    • 明治期の鉄道開通、国道19号の開通、上流部でのダム造成が相次ぎ、第2次世界大戦前後には姿を消した。
  • 戦後は多くの水力発電所が立地している。
  • 参考:エンカルタ2007
関連
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■犀川の渓谷、山清寺(長野県生坂村)

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