植物
羊歯植物 しだしょくぶつ
Fern
  • 根や茎、葉はあるが、花がさかないために種子のできない植物の総称。
  • 維管束が発達しており、胞子をつくって繁殖する。
    • 品種の数は6000〜1万5000と推定される。
    • 世界中にみられ、ほとんどは湿った日陰で生育するが、中には乾いた地面、砂、岩場で育つ品種もある。
      • 崖の割れ目や漂礫(ひょうれき)(氷河によって運ばれた礫)の中でだけ生育するものもある。
      • 着生植物として、木の上で育つものもある。
    • 地上で最も古い植物のひとつで、種子植物よりも早く地球上に出現した。
      • 約3億年前にはシダが支配的な植物で、古生代デボン紀の地層から化石が発見されている。
  • 約500種のシダが日本に自生しており、庭植えでもよく栽培される。
    • 食用としてはワラビゼンマイが代表的。
      • クサソテツの新芽はコゴミとよばれ、珍味の山菜として喜ばれる。
    • 正月飾りに使われるウラジロ、生け花の材料になるイヌガンソクやオオタニワタリ、マツタケのかごにつめるコシダなど、生活に定着しているシダの利用は多い。
    • 薬用に使われるシダもある。
  • 参考:エンカルタ2007
■シダ園 小石川植物園(東京都文京区)

2010/7/23
八島ヶ原湿原(長野県下諏訪町)

2007/8/1
*2010.07.25

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