柳宗悦 やなぎ むねよし 
  • 民芸運動の提唱者、哲学者、美学者。
  • 1889(明治22)年〜1961(昭和36)年
  • 母が講道館柔道の創始者、嘉納治五郎の姉。
関連
■宗悦の民芸運動に共鳴した工芸店主が開館したものを松本市に寄贈した松本民芸館(長野県松本市)

2004/8/13
2011.03.25
柳宗悦の年表
西暦 日本-年代 柳宗悦-出来事 日本-出来事 世界-出来事
1889 明治
  • 1889(明治22) 東京に生まれる。
    • 父は海軍少将の測量技術者、母は柔道家、嘉納治五郎の姉。
1894
1903
  • 12月17日 1903 ライト兄弟、史上初の動力飛行成功
1904
1906
  • 1906頃(明治39) 学習院高等科在学中に志賀直哉、武者小路実篤、里見クらの同窓生と雑誌「白樺」を創刊し、宗教と美術を担当する。
1913 大正
  • 1913(大正2) 東京帝国大学哲学科卒。
1914
  • 1914(大正3) 学習院在学中にバーナード・リーチの影響でウィリアム・ブレークに心酔し、「ウィリアム・ブレーク.彼の生涯と制作及びその思想」を出版した。
  • 1914 第1次世界大戦、勃発
1915
  • 1915〜16(大正5) 朝鮮旅行をきっかけに朝鮮工芸への関心を深める。
1918
  • 11月 1918 第1次世界大戦、終結
1923
1929 昭和
  • 1929(昭和4) 京城(現、韓国・ソウル)に朝鮮民族美術館を開設。
    • 日本の日常雑器の中に「用の美」を見出し、無名の民衆によって作られた民衆的工芸品こそ最も美しいとする「民芸運動」を展開。
1931
  • 1931(昭和6) 雑誌「工芸」を創刊。
  • 1931(昭和6)-1933 満州事変
1936
  • 1936(昭和11) 東京駒場(目黒区)に「日本民芸館」を設立。
    • 工芸を「生活に即した実用品」と規定する柳は「ものの美しさと工芸性とには緊密な関係が潜んでいる」と述べ、民衆的工芸品に美の基準をおいた作品の収蔵を理念とした。
  • 5月18日 1936 阿部定事件
1939 9月1日 1939 第2次世界大戦、勃発
1941
  • 12月7日 1941 日本海軍がハワイ真珠湾に奇襲攻撃を行なった。
1942
  • 1942(昭和17) 第2次世界大戦中から、誤った日本の同化政策を批判し、日本軍国主義の放棄を説いた。
1945
  • 8月6日 1945 広島に、9日長崎に原爆が投下される。
  • 1945 第2次世界大戦、終結
1948
  • 1948(昭和23) 京都の相国寺でおこなった講演「美の法門」では、美醜をこえた美と宗教の一致を説き、晩年は一遍上人や妙好人(みょうこうにん)の研究に力をいれた。
1950
  • 6月 1950(昭和25) 朝鮮戦争、勃発
1953
  • 7月 1953(昭和28) 朝鮮戦争、終結
1954
  • 1954(昭和29) ベトナム戦争始まる。
1961
  • 1961(昭和36) 没。

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