埼玉県久喜市の記事
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2010.07.06
  • 関東のキリシタン追う 久喜の関根さん「ばてれん山」出版
  • 隠れキリシタンについて研究している久喜市野久喜、歌人の関根和美さん(56)が、『ばてれん山』という変わった題名の本を出版した。
    • 埼玉県を中心とした関東地方の隠れキリシタンやキリスト教会について地図や地名辞典、フィールドワークを通して独自の視点でまとめた。
    • 関根さんは「『私の高山右近(キリシタン大名)』(2003年)、『曼陀羅華』(2005年)に加えて、キリシタン史3部作の最後の本」としている。
  • 群馬県に生まれた関根さんは埼玉大学教育学部を卒業、教師の道を歩んだ後、女流歌人として活躍。
    • 現在、埼玉歌人会理事、現代歌人協会員、日本歌人クラブ会員、短歌誌「地中海」同人、埼玉郷土文化会員。
    • 2000(平成12)年暮れ、「高山右近」執筆のため図書館通いをしている時、「関東平野の隠れキリシタン」を発刊した川島恂二氏(茨城県古河市)を知り師事したことが、本書を執筆するきっかけとなった。
  • 本書の導入部となった「ばてれん山」。
    • キリシタン時代、館林藩領だった邑楽(おうら)、中野、篠塚の3村にまたがる平地林が「ばてれん山」と呼ばれ、十字が刻まれた墓があるバテレン塚、ギヤマンなどが出てきて、神父が隠れて宣教活動をしていたのではと言われるが、真相は不明。
      • 関根さんは「調べようにも史料は抹殺されてしまっているので聞き書きや墓碑、石像物などから判断し、想像力を使って書くしかなかった。書かねば消えていってしまう」と記す。
    • 本書はその謎を解く鍵とも思われる「聖母マリアを意味する地名の丸谷(丸屋)・丸屋敷を館林や板倉、和戸、熊谷に追う。
      • また長崎・浦上の地にも存在し、キリシタンとの関わりをにおわす一本木、二本木、六本木、八本木などの地名が残る東京、白岡、児玉、川島、入間、伊奈などをほぼ10年にわたり訪ね歩き、記録した。
    • 関根さんは丸屋、一本木などの地名が川の治水や沼沢原野の新田開発といった開拓の歴史と関わっていることを突き止める。
      • それによると、家康は治水の名人、伊奈忠次に対し、利根川・荒川の付け替え工事や新田開発を命じた。
      • 伊奈氏は戦に負けた浪人武士やキリシタンなどの肉体労働者を集め、その難工事を進めた。
      • 江戸の洪水は減り、多くの新田が生まれ、江戸は繁栄し、今の東京の基礎ができたという。
    • 関根さんは伊奈氏の下で働いた人たちのことは書物にないが、地名や墓碑、伝承にその痕跡を見ることができると結論付けている。
埼玉新聞
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2010.07.13
  • ちょうちん500個、山車勇壮に 久喜の天王様
  • 久喜市の恒例の「提燈(ちょうちん)祭り(天王様(てんのうさま))」が12日、市内であり、時折雨が降る中、お囃子(はやし)の軽快なリズムが響いた。
    • 約500個のちょうちんや人形を取り付けた高さ7メートルほどの山車6台が、久喜駅西口周辺の市街地を練り歩いた。
    • 交差点では、車輪の下に竹を敷き、掛け声とともに山車を回転させて方向転換する勇壮な光景もあり、観衆が見入っていた。
    • 夜は、ちょうちんに明かりがともされた山車が駅前広場に集合し、お囃子を競い合ったり山車を急接近させたりして盛り上げた。
  • 合併前の旧久喜市の地域の鎮守である八雲神社の祭礼。
    • 江戸時代の1783年(江戸時代中期)浅間山大噴火で受けた大きな被害から立ち直ろうと、山車を引き回したのが始まりとされる。
    • 祭りは18日もある。
asahi.con
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2010.07.01
  • 謎の集団ジャンプ、今年も ハクレンが利根川遡上
  • 久喜市栗橋地区付近の利根川で30日、梅雨の時期の風物詩となっている淡水魚ハクレンの集団ジャンプが見られた。
    • 今月中旬から毎日様子を観察している市栗橋総合支所によると、ハクレンは産卵期に遡上してきて、水位が上昇するとジャンプするが、理由はわからないという。
    • 大きいものでは体長1メートルにもなる。
    • この日は、上流部で降った雨で同地区付近の水位は3.7メートル(午前9時)になった。
    • あちらこちらで数匹〜数十匹の集団ジャンプが時々見られ、水面近くで群れる様子もあった。
    • 雨にもかかわらず朝から訪れたアマチュアカメラマンがジャンプする光景に盛んにシャッターを切っていた。
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2010.06.28
  • 聖地巡礼」特別時刻表 7月7日鷲宮駅で配布
  • 人気アニメ「らき☆すた」に登場する双子の「柊(ひいらぎ)かがみ・つかさ」姉妹の誕生日の7月7日、作品の舞台となった久喜市鷲宮地区の東武伊勢崎線鷲宮駅で「らき☆すた特別時刻表」が配布される。
    • 作品の「聖地巡礼」に訪れるファンらに利用してもらおうと、鷲宮町商工会と埼玉新聞社、原作漫画を連載する角川書店の雑誌「コンプティーク」が協力して製作。
    • 同駅に1万枚を寄贈した。
    • 縦9・5a、横13aの絵馬形。
    • 表面に作中で鷲宮神社に住む柊姉妹の巫女姿を掲載、裏面には同駅の時刻表が記されている。
    • 当日は柊姉妹の誕生日を記念し、鷲宮神社前の大酉茶屋でミニFМ「ラジオ鷲宮」の放送をはじめ、らき☆すた携帯電話用充電器3種類(各2200円)の販売や、柊姉妹をあしらったツンダレソースの再販なども行われる。
菖蒲地区(旧菖蒲町) >>戻る
2010.06.17
  • 菖蒲 象徴の花 初夏の水辺彩る
  • 初夏を迎え、アヤメ科ハナショウブが、旧菖蒲町の象徴として多くの人を集めている。
  • 鎌倉時代武蔵七党という武士団があり、その一つの野与(のよ)党の一族・栢間(かやま)氏の支配地だったといわれる。
    • 今でも栢間という地名が残っている。
    • 「栢」は「萱(かや)」であり、が生えているような沼地というところに由来しているのだろうということ。
  • 菖蒲という地名は、ショウブが自生していたからだというのが有力な説。
    • そのほか、室町時代、5月5日に城が完成し、ショウブが生い茂る季節で、「菖蒲城」と名付けられたからだという説もある。
  • 現在のハナショウブとは違って地味な花だが、古来、中国では厄除(よ)けとされた植物。
  • 徳川8代将軍吉宗の時代に、「享保(きょうほう)の改革」があった。
    • 倹約が勧められた一方で、新田開発にも力が注がれた。
      • 田圃(たんぼ)をつくるため、今のさいたま市と川口市にまたがっていた見沼溜井(ためい)が干拓され、用水が掘られた。「見沼の代わりの用水」の見沼代用水であり、旧菖蒲町を通っている。
      • 地図を見ていると、新堀と呼ばれる辺りなどは、道が真っすぐに付けられていて、定規で引いたような区画になっている。
      • 見沼代用水、中島用水路、野通川、栢間赤堀、栢間沼、弁天沼……。
      • こうした水路や溜池がたくさんある。
      • 水路を設け、いかにも新しく田を開拓したということが分かる。
栗橋地区(旧栗橋町) >>戻る
2010.07.18
  • 「栗橋地区の盛り上げを」 8月1日、「栗橋みなみ」で夏祭り
  • 鉄道制服フィギュア「鉄道むすめ」の1人で、東武線南栗橋駅にちなんだキャラクター「栗橋みなみ」の夏祭りが8月1日、久喜市栗橋文化会館「イリス」で開かれる。
    • 声優の河原木志穂さんらによるトークショーをはじめ、限定グッズの販売、盆踊りなど盛りだくさんの内容。
  • 栗橋地区では、地元の大学生若林福成さん(19)が提案し、昨年11月から栗橋みなみを使ったまちおこしをスタート。
    • 商工会が中心となって、商品券や限定フィギュアの販売、28店舗参加のスタンプラリーなどを展開してきた。
    • 企画当初、町内で栗橋みなみの認知度は今ひとつ。
    • キャラクターを使ったまちおこしも初の試みだったが、「(久喜市などとの)合併によって消える栗橋の名前を残す意味でも成功させたかった」と商工会副会長(58)は振り返る。
  • 反応は上々で、スタンプラリーは景品が追い付かないほど。
    • 「まちに若者が集まるようになって驚いている。北海道から足を運んでくれるファンもいて感動した」と、同商工会会長(68)
    • ファンを喜ばせようと、店ごとに酒や海苔、タンブラーといったオリジナル商品も次々と開発された。
    • 祭りでは、テレビ番組の企画でスタンプラリーに挑戦した河原木さんの出演のほか、栗橋みなみのTシャツやうちわの販売、○×クイズ、似顔絵コンテスト、ミニ鉄道の運行などを予定している。
    • また、スタンプの代わりに参加27店舗で買い物(300円以上)をして栗橋みなみの名刺を集め、景品と引き換える「名刺ラリー」も同時に始める。
    • 栗橋みなみ関連では初の大規模イベントだが、これで満足はしていない。
    • 「まだ始まったばかり。いつか生誕の地として、南栗橋駅の前に栗橋みなみの記念碑を建てたい」と実行委員長(46)
埼玉新聞
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2010.06.14
  • “萌え神輿”、海越え上海万博に
  • 人気アニメ「らき☆すた」のキャラクターが描かれた「らき☆すた神輿」が中国・上海で開催中の上海万博に登場。
    • 現地のコスプレーヤーを交えた担ぎ手たちが、テーマ曲「もってけ!セーラーふく」にのせて「萌(も)ーえ!萌ーえ!」の掛け声とともに神輿を担ぎ、日本のアニメ文化をアピールした。
  • 作品の舞台が、鷲宮町(現久喜市)の鷲宮神社であることから「聖地巡礼」と称して多数のファンが詰めかけ、地元商店街も関連グッズを販売するなど、アニメを使った町おこしとして注目を集めた。
  • 「らき☆すた神輿」は、ファンと同町商工会により共同で製作され、鷲宮神社の秋祭り「土師祭(はじさい)」で2008、09年に担がれたもの。
    • 今回は上海万博会場でアニメやマンガなど日本のポップカルチャーを紹介する経済産業省の「コ・フェスタ IN 上海」のイベントに登場。
    • 神輿は日本から分解して運ばれ、材料を現地調達しながら組み立てられた。
    • 土師祭を主催する祭興会のメンバーがコスプレーヤーらに神輿の担ぎ方などを指導したという。
毎日新聞デジタル