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        由来
        
          松本地方を甲州(現在の山梨県)の武田信玄が支配していた頃、この武田勢の敵に当たる今川・北条勢は、南の太平洋からの塩の道を封じて、甲州(山梨県)や信州(長野県)の人々を困窮させた。
          このことを知った武田勢とは敵対関係にある上杉謙信は北の日本海側から塩を送った。
          1568(永禄11)年1月12日(戦国時代末期)、謙信からの塩を積んだ牛車が「牛つなぎ石」にたどり着いた。
          この日を記念して松本では初市(塩市)になった。
          明治時代に塩は国の専売になったこともあって、飴市に変わった。
          
          また、この塩を送った事から、「たとえライバルでも困っているときは助ける」という意味の言葉、「敵に塩を送る」が生まれた。
          
            当時、警察力がない時代に、塩を止めろと命令しても塩を送る道はいくらでもあり、史実ではなかった、という説もある。
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