姨捨伝説 おばすてでんせつ
  • この地は、貧しさゆえの口減らしとして、制度として老人を山へ捨てなければならなかった、という伝説。
  • 伝説の粗筋
    • ある夜、若者が老いた母親を背負って山に捨てに行った。すると後ろで枝を折る音が聞こえる。
    • それは、母親が帰り道、わが子が道に迷わないよう、目印として枝を折っていたのだった。若者は母を捨てることができず、家に連れ帰り、床下に隠した。
    • 一方、この地方の殿様は隣国から難題を持ちかけられ悩んでいて、御触れでいい知恵を求めていた。
    • それを見た若者が母親の知恵を殿様に伝え、それによりこの地方は隣国から救われることになる。
    • 殿様は褒美をとらす、と言ったところ、若者は母親からの知恵であったことを伝える。
    • 殿様は自らの不明を詫びて、年寄を大切にするよう御触れを出した。
  • 参考→姥捨山
  • 楢山節考(ならやまぶしこう):
    • この伝説を元にして、深沢七郎により『楢山節考』の小説が書かれた。
    • それを原作として1958年(昭和33)に木下恵介監督、1983年(昭和58)に今村昌平監督により映画化された。今村作品はカンヌ映画祭においてパルムドール(最高賞)を受賞している。

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