| 吉行淳之介 | よしゆき じゅんのすけ | 
    
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        1924(大正13)年-1994(平成6)年
        父はモダニズム作家として活躍した吉行エイスケ、妹の和子は女優、理恵は詩人。
        学生時代から持病の喘息に悩み、戦後は結核を病むなど病弱だった。
        1954(昭和29)年、ニヒリスティックな青年と娼婦との関係を描いた「驟雨(しゅうう)」で芥川賞を受賞する。
        
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        高校2年生の時に「心臓脚気」という仮病で1年休学した。
        
          淳之介の親友2名は、吉行より1学年上になり、彼等の学年では許されていた「徴兵を回避するための理系大学への進学」で長崎医大に進み、長崎の原爆で死亡した。
        1997(平成9)年、NHK朝のテレビドラマ「あぐり」は淳之介の母、あぐりを主人公にしている。
        
          主人公あぐりを演じたのは田中美里。
          あぐり本人がその年のNHK紅白歌合戦に審査員として出演している。
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        夕暮れ族(ゆうぐれぞく)
        
          1978(昭和53)年、吉行淳之介の『夕暮れまで』に描かれた中年男性と若い女性のカップルを取り上げてできた流行語。
          1980(昭和55-)年代初めに売買春を仲介する愛人バンク「夕ぐれ族」が登場する。
          
            その後、類似組織が全国に誕生する。
            経営者、筒見待子(つつみ まちこ)は美人系だったこともありマスコミに盛んに登場したが、1983(昭和58)年に逮捕され、夕ぐれ族も解散する。
            映画「夕暮れ族」
            
              この愛人バンク「夕暮れ族」を題材とし、1984(昭和59)年に公開されたにっかつロマンポルノ作品。
              
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          | 2009.11.30 |