遠藤周作 えんどう しゅうさく
  • 昭和〜平成期の小説家。
  • 1923(大正12)年-1996(平成8)年
  • 東京に生まれたが、幼年期を中国・大連(遼寧省)で過ごす。
  • 1933年(昭和8)に日本に戻り、神戸(兵庫県神戸市)で育つ。
  • カトリック信者だった伯母の影響で1934(昭和9)年に洗礼を受ける。
  • 慶応義塾大学仏文科在学中に『神々と神と』(1947(昭和22)年)などの評論を発表する。
  • 1950(昭和25)年〜53年、カトリック文学を学ぶためフランスに留学する。
    • 帰国後の1954(昭和29)年に小説『アデンまで』を発表する。
  • 1955(昭和30)年、神を求める人間のあり方を問題にした『白い人』、神を持たない日本人の悲劇を描いた『黄色い人』を発表する。
  • 1957(昭和32)年、生体解剖事件に取材して罪悪感の問題を扱った『海と毒薬』
  • 1966(昭和41)年、江戸時代キリスト教弾圧下での信徒の苦しみとポルトガル人司祭の迷いを描いた『沈黙』
    • 日本の精神風土におけるカトリック信仰の問題をテーマにしてきた。
  • 1980(昭和55)年、『侍』
  • 1986(昭和61)年、『スキャンダル』
  • 1993(平成5)年、『深い河』
  • 1995(平成7)年、文化勲章を受章。
  • 「狐狸庵山人」(こりあんさんじん)と名乗ったり、「狐狸庵閑話(こりあんかんわ)」などのエッセーを発表したため「狐狸庵先生」と呼ばれた。
  • 1972(昭和47)年、ネスカフェ(ネスレのコーヒー)のCMで「違いがわかる男」として登場。
    • 2008(平成20)年、同じCMで合成により俳優の唐沢寿明と共演。
関連HP
遠藤周作文学館(長崎県長崎市)
遠藤周作学会
■遠藤周作の遺品が寄贈されたことをきっかけに開設された町田市民文学館(東京都町田市)

2009/11/6
2011.05.09

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