熱中症 ねっちゅうしょう
Heat Illness
  • 外気においての高温多湿等が原因となって起こる症状の総称。
  • かつては熱痙攣(ねつけいれん)、熱疲労、熱射病を総称した障害とされた。
    • 熱痙攣
      • 発汗によって多量の塩分が失われ、塩分不足により筋に痙攣を生じたもの。
    • 熱疲労
      • 発汗によって多量の水分が失われ、水分不足から脱水症を生じたもの。
    • 熱射病
      • 日射病とも呼ばれ、体熱産生と体熱放散とのバランスが崩れ、体内に熱がこもった状態になったもの。
  • しかし、臨床医療の現場で混乱を招くということで熱中症I度・II度・III度に改定された。
    • I度
      • 軽症:日陰で休み、水分補給する必要がある。
    • II度
      • 中等症:病院にかかり補液を受ける必要がある。
    • III度
      • 重症:救急車で救命医療を行う医療施設に搬送し入院治療の必要がある。
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  • 熱中症は、倦怠感、あくび、目眩(めまい)などに始まり、頭痛、吐き気、顔面蒼白、重症になると高熱での熱痙攣、意識障害、そして死に至る場合もある。
    • 条件が悪いと室内でも発生する。
    • 予防には、水分やミネラルの補給、通気性の良い運動着や着帽、休息などが重要。
    • 水分だけを大量に補給した場合、体内の塩分濃度が薄くなるためかえって悪くなる。
    • 熱中症の症状を示した時点では、すでにかなり悪化している状態なので、あらかじめ対策をたてておく必要がある。
  • 2011(平成23)年9月、学校の運動会の練習やスポーツなどで、熱中症による児童・生徒の病院への搬送が大々的に報道されているのにも関わらず連日、日本各地で熱中症が頻発した。
    • この際、気温が26度と比較的涼しいにも関わらず起きたことが報告された。
  • 参考:エンカルタ2007/Wikipedia
関連
熱中症に関する記事
関連HP
熱中症のホームページ
環境省熱中症予防情報サイト
Yahoo!ヘルスケア 熱中症
公益財団法人日本体育協会
・・・熱中症を防ごう
*2011.09.23

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