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中国
四神 ししん
  • 古代中国に源流がある東西南北の各方位を象徴する動物。
  • 東の青竜、南の朱雀(すざく)、西の白虎(びゃっこ)、北の玄武を指し、四象ともいう。
  • 陰陽五行説と結びついて、各動物には青(青竜)、赤(朱雀)、白(白虎)、黒(玄武)の4つの色が配されている。
  • 歴史
    • 四神の図像は前漢(日本-弥生時代中期)から墓の壁画や様々な器物に描かれはじめ、後漢時代(日本-弥生時代中後期)には小宇宙の象徴として画像石や四神鏡などに数多く描かれるようになった。
    • 四神思想は中国周辺諸国にも伝わり、朝鮮半島高句麗の墳墓や奈良の高松塚古墳(奈良県明日香村)の壁画などにも四神の像がみられる。
      • また、古代の宮都も風水学的に四神相応の地を選択して建設され、現在、平城京跡には南の大門として朱雀門(すざくもん)が復元されている。
  • 参考:エンカルタ2007
両国橋近くの「四神相応」(東京都墨田区)

2010/12/17
■秩父の開運案内板「どこいくべぇ」の四神の一つ、白虎(埼玉県秩父市)

2010/12/3
■秩父の開運案内板「どこいくべぇ」の四神の一つ、青龍(埼玉県秩父市)

2010/12/3
2011.06.12