植物・食品
胡瓜 きゅうり
Cucumber
  • 緑色の果実を食用にするために栽培されているウリ科の蔓(つる)性一年草。
  • 名は胡(西域)からきたという意味で「胡瓜」、また完熟すると黄色になることから「黄瓜」とつけられたともいわれている。
    • 果実は円筒形で、長さ15〜30cm。
    • 果皮に棘(とげ:俗称いぼ)がある。
    • 成熟すると果皮は黄色になり、食用には適さない。
  • キュウリの原産地はインド北部のヒマラヤ山麓といわれ、前3世紀(日本-弥生時代前期)にはすでに栽培されていた。
    • 古代エジプトには前2世紀頃(日本-弥生時代中期)、南ヨーロッパや北アフリカには1世紀頃(日本-弥生時代中期)に伝わった。
    • ヨーロッパでは16世紀(日本-戦国時代)に栽培が盛んになり、アメリカ大陸へは17世紀(江戸時代前期)に伝えられた。
    • 中国へは張騫が、前2世紀(日本-弥生時代中期)に西域より持ち帰ったといわれている。
  • 日本へは中国から渡来した。
    • 正確な年代は不明だが、平城京から種子が出土しており、奈良時代から食用になっていたと思われる。
    • 現在は促成栽培、露地栽培、抑制栽培などによって1年じゅう出荷されている。
  • 日本ではキュウリは生で食べることが主流。
    • 中国料理では煮物、スープ、炒め物にも用いる。
    • ヨーロッパやアメリカでは生食のほかにピクルスとして大量に消費される。
  • キュウリの緑色を鮮やかに出すには、塩をつけて、まな板の上で軽くこするか、熱湯にさっといれてすぐに氷水に浸けるとよい。
  • 参考:エンカルタ2007
関連
  • キュウリが好物だといわれている河童
  • キュウリなどで馬や牛を作って供える習俗があるの行事。
関連HP
独立行政法人農畜産業振興機構
・・・野菜
・・・・・・野菜図鑑
・・・・・・・・・きゅうり
2010.07.16

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