植物
樟・楠・楠木 くすのき
Camphor Tree
  • 光沢のある葉を密生させ、雄大な樹形となるクスノキ科の常緑の巨木。
  • 関東地方以南の日本の山野に自生するほか、台湾、中国南部、インドシナ半島にかけて分布する。
  • 日本では古くから神社や寺によく植えられ、官庁や公共施設の周囲、暖地の街路樹などに用いられる。
  • 高さはふつう20〜25m、ときに50m以上、幹の直径6〜8mに達するものもある。
  • クスノキは樹木全体に樟脳を含み、さわやかな香りを放つ。
    • 葉を傷つけると樟脳のにおいがする。
    • 樟脳油は防虫剤、消臭剤になる。
  • 材は美しい木目をもち、虫害に強い特性がある。
    • このことから神社や寺の柱、仏像や欄間などの彫刻、木魚などに賞用されるほか、家具、船舶、楽器などに使われる。
  • 国の天然記念物には28件が指定され、その半分以上が九州にある。
    • 特別天然記念物としてとくに貴重とされるのは、徳島県東みよし町の「加茂の大クス」と鹿児島県@蒲生町の「蒲生のクス」の2件。
  • 参考:エンカルタ2007
水鳥の池(国営昭和記念公園)(東京都立川市)

2011/4/13
■クスノキ材・・・川越市立美術館(埼玉県川越市)

2005/9/30
■彫刻用のクスノキ・・・平櫛田中彫刻美術館(東京都小平市)

2005/8/5
2011.06.05

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