植物
あわ
Foxtail Millet
  • 穎果(えいか)を食用にするため栽培される、大きな穂を垂れ、高さ80cmから2mにもなるイネ科の一年草。
  • 穎果は直径1.5〜2.5mmで、穀物の実の中では、最も細かいものの一つ。
  • エノコログサから品種改良された植物で、原産地はインドとも中国ともいわれる。
    • 東南アジアでは焼畑農耕と結びついて、稲作以前から栽培されていた。
  • 日本へは朝鮮半島を経て縄文時代に渡来した。
    • 第2次世界大戦前までは五穀の一つとして重要な穀物であり、盛んに栽培されていた。
    • 現在では、鳥の飼料にされるほか、焼酎の原料や、粟餅、粟ぜんざいなど菓子の原料にもされるが、ほとんど栽培されていない。
  • 「濡(ぬ)れ手に粟」
    • 細かいアワの果実が、濡れた手にたやすく、たくさん付着することから、苦労しないで利益を得ることをいう慣用句。
    • 「濡れ手に」と勘違いされやすい。
  • 参考:エンカルタ2007
2011.03.30

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