虚無僧 こむそう
  • の普化(ふけ)禅師を始祖とする普化宗の僧侶。
  • 日本において
    • 江戸時代に罪を犯した武士は、普化宗の僧侶になれば罪を免れることができる、と言われた。
    • 浪人などの中から、黒衣の姿で、天蓋(てんがい)という深い筒型の編笠をかぶり、仏事を一切行わず、尺八を吹いて托鉢を行う者が出てきた。
    • いくつかの寺が虚無僧の総本山となり、虚無僧や虚無僧寺の統制を行うようになり、17世紀には最盛期を迎えた。
    • 18世紀に、徳川家康から与えられたという偽文書を持った虚無僧が現れるようになり、幕府が取り締まるようになる。
    • 虚無僧の姿が格好良かったので、江戸で人気を呼び、歌舞伎や浮世絵で取り上げられるようになる。
    • 1871年(明治4)、政府の命令により普化宗は廃止される。
    • 1950年(昭和25)、宗教法人として普化正宗明暗寺が再興される。
関連HP
明暗寺(みょうあんじ・京都市東山区)
 2011.1.31

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